愛しているのはピアノだけ。
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2012年02月14日 (火) | 編集 |
久し振りに、ミステリー以外の本が読んでみたくなって
この本を選んでみました。

『苦役列車』西村寛太の作品は、はじめてだけど
芥川賞受賞作って、わりと、わたし好みのが多いので。




友もなく、女もなく、一杯のコップ酒を心の慰めに、
その日暮らしの港湾労働で生計を立てている十九歳の貫多。
或る日彼の生活に変化が訪れたが……。
こんな生活とも云えぬような生活は、一体いつまで続くのであろうか――。
どれだけ慊かろうとも仕方がない。すべては自業自得のなせる業なのだ。
青春に渦巻く孤独と窮乏、労働と痛飲、
そして怨嗟と因業を渾身の筆で描き尽くす、平成の私小説家の新境地。


感想・・・
この主人公、本当に、どうしようもないヤツで負の感情が渦巻いてるので
共感できる!と胸をはって言いにくいのだけど・・・
実は、共感。

普段は、絶対表に出して言う事ないし、一瞬、そんな考えが浮かんでも
ダメダメダメダメ。って取り消したくなるけど、
誰でも、そういう陰の部分ってあるよね?
え?ないの?

わたしが、もし男で、環境が貫多みたいだったら、そうなっていそう。

読み終わって、身につまされるような。
自分が貫多でなくてホッとしたような。

彼の「受賞のことば」に「『私小説書き』である誇りを看板にしてゆきたい」と
あったけれど、
『私小説』の定義は、さておくとして、
さすが芥川賞!!って思える、小説であったと思う。

トモリカの性格的に、自信満々。正々堂々。よりも
自虐的な自己愛の方が受け入れやすいのかもしれない。

太宰治は、トモリカのバイブルだし。

あ。でも、「太宰治が理解出来ない。」と言っている人は
トモリカにとっては、眩しすぎて
「お友達になりにくいな~。」って思ってしまうけど
「西村寛太が大好き。」って人とは、共感しつつも
ちょっと距離を置きたくなるかもしれん。

そのくらい、強烈★

苦役列車、久々の戦慄




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